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選抜体重別を見て感じた柔道ブランディングの難しさ

こんにちは、新4年の湯澤です。4月2日の稽古には、中田師範にお越しいただきました。ありがとうございました。


このブログを書いているのは、稽古翌日の日曜日です。今日は選抜体重別が開催されました。午前中に就活をしようと思っていたのですが、おもしろすぎて諦めました。


今大会は大野将平選手とウルフアロン選手は欠場になりましたが、それ以外のオリンピック代表は出場する大会で非常に注目度が高かったと思います。特に、66kg級ではオリンピック代表を決めた阿部選手と丸山選手の一騎打ちと同じ組み合わせが決勝で見られるのではと期待されていました。


この大会で66kg級丸山選手、81kg級佐々木選手、90kg級村尾選手、100kg級羽賀選手に注目していました。結果丸山選手が準優勝、羽賀選手が優勝でした。佐々木選手が金メダリスト永瀬選手に挑むところを見たかったですが、それは叶いませんでした。村尾選手も一回戦負けしてしまい残念でした。


選抜体重別など私には縁がない遠い世界での話のように感じていましたが、今大会に出場している選手の中で1人だけ試合をしたことがある選手がいました。90kg級の押領司選手です。彼とは、小学5年の時ひのまるキッズという大会で対戦し、私が負けました。私が組み合ったことがある選手が今日は選抜体重別で、オリンピック代表の向選手と対戦し、なんと試合終了間際の一本背負い投げで勝利していました。


非常に面白い大会ではありましたが、最近ブランディングを強化している柔道界としては、不十分であるように思うこともありました。


まず、一つは、注目選手の欠場、棄権が多くあったことです。怪我など致し方ないものではありますが、魅せるということを考えた時に、欠場選手が多く出るとどうしても盛り下がってしまうものです。詳しくは知らないので、もうあるかもしれませんが、欠場に対するペナルティなどの導入でエントリーした選手の欠場を減らすべきだと思います。 


2点目は、指導の多さです。これは高いレベルでやっている以上仕方のないことではありますが、反則負けでの決着は見栄えが良くありません。特に、国内大会はお互いの手の内が分かりきっている場合も多く、指導決着になりやすい状況であると言えます。それに合わせて判定をかえることに賛否はあるとは思いますが、ブランディングを行う現在の過程では、指導決着を付けさせないような判定をするということも考えるべきだと思います。


3点目は、世界選手権代表選考との関係です。この大会は世界選手権の最終代表選考会という位置付けでした。最終代表選考会という言葉がどういった意味なのかよくわかっていませんが、今大会優勝した選手が必ずしも代表に選ばれるというわけではありませんでした。これまでの実績など個別の判断により各代表が選出されていることは承知していますが、柔道をしている私にとってもわかりづらく、柔道をしていない人にとっては全く納得感の無い選考になってしまっています。そういったことでは、柔道をしていない柔道ファンを作ることは難しくなると思います。代表選考要件を明確にする、または、一つの大会で優勝した人を選出するなど、各選手のこれまでの背景が全てわかっていない人でも納得感ある選考をすることでライト層のファンを惹きつけることができると思います。


まあ色々と書いてしまいましたが、実際に既存の仕組みを変えて物事を実行するのは難しく、柔道の人気を向上させることはとても困難であるというのは、実際に新歓をやっていて痛感しているところです。自分も何らかの形で柔道普及に貢献できればと思っていますので、まずは身近な一橋で柔道家を1人でも増やす活動をしたいと思います。


新4年 湯澤


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