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指導者陣

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諸君、入学おめでとう!

桜咲くこのキャンパスで、どうすべきか。それを考えている諸君に、柔道部への参加を心から勧めます。

野瀬清喜先生(名誉師範)、中田善久先生(師範)の指導のもと、心技体にわたる指導を得て、君らはわが国を代表する逸材へと成長することでしょう。

私はこの15年間、君らの先輩たちを見てきました。彼らの活躍はめざましい。それも有備館での稽古あってのことと思います。道場での精進とその後の姿は、本当に感動的です。

大学を代表して、まずは心からお祝いを申し上げます。とともに、近く道場で会えることを楽しみにしています。

1899年の創設、昨年、創部120周年を迎えた名門倶楽部で、生涯の財産を掴み取ってください。

            一橋大学柔道部 部長 大月康弘

​大月康弘 部長

一橋大学副学長、経済学部教授。

2017年まで経済学部長、2020年まで学長補佐、​図書館長を兼任。

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​野瀬清喜 名誉師範

​埼玉大学名誉教授・埼玉学園大学特任教授・全日本柔道連盟副会長

講道館柔道八段
専門 体育科教育・運動学・柔道・       コーチ学


<競技戦歴>

ロサンゼルス五輪柔道競技3位

世界選手権2位・3位

アジア選手権優勝


<指導歴>

アトランタ五輪女子柔道監督

アジア大会審判員

JOCナショナルコーチアカデミー修了

<著書>

ステップアップ中学体育・高校体育(大修館書店2021)

ビジュアル中学体育

(東京書籍2021)

ユニセフ「子どもの人権とスポーツの原則」実践ヒント

(日本ユニセフ協会2020)

『ASUKAモデル』小学校からの救命教育の推進

(科学研究費助成事業2020)他

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         「一橋柔道:オールラウンダーとスペシャリスト」
     -国際化社会を生き抜く非認知能力の育成と伝統文化の学び-
 桜の花が散り、花水木が美しい季節となりました。一橋大学新入生の皆さん、ご入学、おめでとうございます。コロナ禍での高校最後の1年は如何でしたか。楽しみにしていた学校行事や部活動が存分にできない中、苦労の多い1年ではなかったかと推察します。また、1年間浪人生活を送っていた方、在
学生の皆さんにとっても厳しい試練の1年間であったと思います。困ったことがあったり、自分では解決が出来ない問題が起こったりした時、私は『原点に戻る』という言葉をよく使います。私は皆さんと同じ年代に1年間の浪人生活を体験しました。自分の人生の中でも最も苦しかった期間でした。しかし、この1年間がなかったら、今の自分は存在していないと感じています。大学時代はアルバイト生活で何とか4年間を乗り切りましたが、浪人生活に比べればたいした苦労ではなかったです。また、この5年間で出来た友人は一生の宝物です。
 皆さんの高校までの勉学は、正しい答(正解)のある学問が中心であったと思います。AIの時代を迎え、正解はAIが導き出してくれます。日本の学校教育は、昨年4月より新しい学習指導要領による学習、評価が開始されました。その内容は10年後、20年後を生きる若者が養成すべき学力を「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」としてとらえています。これからの時代は数値で表せない「非認知能力」、「知識を活用する技能」「他者に伝える表現力」の育成が不可欠です。人は美しいものに感銘し、様々な努力の結果を喜び、達成感や有能感・自己肯定感を感じる動物です。時には痛みや悲しみを共感、共有して生きていくことも必要です。組織をまとめたり、それを発信したりしていく能力も身に付けなければなりません。社会が何を望んでいるかを観察、判断し我慢強く解決していく能力も大切です。大学ではAIでは答えを出せない正解のない学問や体験が必要となります。
皆さんが「オールラウンダー」としての能力を十分有していることは、入学許可を受けたことが証明しています。しかし、これから時代はIQに代表される認知能力のみでなく「スペシャリスト」としての非認知能力の育成が要求されます。この非認知能力は3歳から10歳くらいまでの自然体験や遊びの中で大きく伸びると言われていますが、18歳前後にも伸びるという研究もあります。柔道は日本の伝統文化として唯一、オリンピックの正式競技となり、世界200の国と地域で連盟を持つ国際社会に認められたスポーツでもあります。これら200の国と地域の若い柔道家達の全てが「日本で柔道を学びたい。日本の柔道家と友達になりたい」と願っています。その理念は創始者嘉納治五郎師範(日本体育の父)の「精力善用・自他共栄」で表されますが、靴を並べて部屋に入る、道場に入るときには礼をするなどのなにげない伝統的な行動の仕方に対する共感も大きいようです。大学で初めて柔道を体験する人は、対人的な動きの中で思い通りに出来ないことや戸惑いの連続となることでしょう。実はこのこと自体が非認知能力の育成につながります。スポーツ活動として体験する「勝敗」は二次的な目的で本質は社会有為な人材の育成にあります。神戸大学との第1回定期戦には、嘉納師範と渋沢栄一翁が訪れ審判と講評を行っています。時の主将は渋沢翁の外孫尾高豊作氏でした。このように脈々たる伝統を誇る柔道部は、時代に応じて日本を代表する政治家・実業家等を輩出してきました。現在も官僚・法曹・実業界のみでなく、全日本柔道連盟でリーダーとして活躍している人もいます。これからの時代は組織が人を選ぶのではなく、人が組織を選ぶ時代とも言われます。一橋大学で柔道という非認知能力を磨き「オールラウンダーとスペシャリスト」を兼ね備えた組織を動かす人材を目指してみませんか。

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『柔道を通して人として成長する』

 一橋大学新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!!それぞれの夢や目標を掲げ、晴れて一橋大学の学生として入学されたことに心よりお祝い申し上げます。
我々一橋大学柔道部は、柔道を通して心を整え、技を磨き、体を鍛える。正に“心”・“技”・“体”を体現できる部活です。
 部の最大の目標は、戦前から続く定期戦である旧三商大戦で優勝すること。この目標を目指し部員一人一人が稽古に励みます。その過程で得られる経験や達成感は何事にも代えがたい感動があります。この試合に出場する選手の多くは大学から初心者で始めた先輩方です。また、試合に勝つために強くなることだけを求めるのではなく、柔道を通して人として成長する事を大切にしています。
 柔道を始める動機は皆様々です。体を鍛えたい、格闘技が好き、一つのスポーツに真剣に打ち込んでみたい、何となく体を動かしてみたい等、少しでも興味のある新入生の方は、是非一度柔道場である有備館に遊びに来てください。また、トレーニング施設は体育会系でも随一の器具が揃っています。柔道だけでなくトレーニングの体験会も行っていますので、部室を覗いてみて下さいね。
皆さんとお会いできることを楽しみにしております。

一橋大学柔道部 師範 中田善久

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​中田善久 師範

1975年高知県生まれ 
講道館柔道七段
<競技戦歴> 
高知学芸高校時代に3年連続インターハイ出場、3年時86kg級3位
中央大学時代に講道館杯全日本柔道体重別大会78kg級3位入賞し、全日本強化選手に選ばれる
セコム株式会社入社後に全日本柔道選抜体重別大会81kg級3位入賞、瀧本誠や古賀稔彦等と代表争いを繰り広げる
その後肉体改造を行い、階級を90kg級に変更し、全日本柔道選手権に2度出場。多くの国際大会に選ばれ活躍した


<指導歴>
◯2001年

一橋大学柔道部コーチ、

2016年より師範を務める
◯2004年~2009年

セコム柔道部男子監督
◯2006年~2008年

全日本Jr強化コーチ時代に、当時高校生であった海老沼匡、中矢力等のちの五輪メダリストを指導
全日本柔道連盟指導者資格A取得
現在もゴールドジムに通いトレーニング論について日々研究している

 

​中田耕輔 トレーナー

​運動経歴

ウエイトリフティング競技で全国ベスト8、東日本大会で準優勝
体操競技でもインターハイ出場

普段は柔道整復師として活動。昨年度より専属トレーナーとしてお世話に

なります。

プロマジシャンとしての一面もある。

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