読書感想文
- 湯澤謙
- 2022年6月16日
- 読了時間: 2分
こんにちは、4年の湯澤です。
本日の稽古は、人数が多くないながらも工夫した寝技乱取りを行うなどして活気ある練習をすることができました。
最近はブログの周期がとても短く毎回何を書くか苦心しております。そこで練習が休みだった昨日は図書館に行き、ブログで読書感想文を書くための本を借りに行きました。3冊借りましたが、そのうち一冊を昨日と今日で読み終わりましたので、その本について書きたいと思います。
エステーで社長を務めた鈴木喬さんが書いた「社長は少しバカがいい」を読みました。社長の自伝のような本はあまり図書館にはないのですが、鈴木さんが一橋卒業生だからなのか、経営学のゾーンに蔵書されていました。タイトルのインパクトに惹かれて借りることにしました。
本の内容は、鈴木さんがエステーの社長となり心掛けたことやその事例について書かれていました。タイトルにもある通り社長は多少の余裕を持って“バカになる”くらいの方が周りもついてくるということが強調されていました。特に社長は細かいことには首を突っ込まず大局を見極め旗振りをすることが大事であると考えられていたことには共感しました。
この本を読みながら感じた事は、社長業においては商学部で勉強しているような理論は大して重要ではなく心意気や統率力だと言う事です。それまで読んだ社長の自伝のような本でも理論より心の部分が強調されていました。これだけ言うと何のために勉強しているのかとなってしまいます。(そもそも経営するために勉強しているのかというとよくわかりませんが。。。)
このように思った一方で、理論を勉強する事は必要ではないものの成功への近道である事は確かです。成功した社長の自伝のおいては経営学の理論に当てはめられるような行動をしている場合が多々あります。この本に置いてもポーターの集中戦略と理解できるような行動をエステーがしていました。つまり、社長としてそのような理論上成功の可能性が高い行動を起こすことが成功する一つの方法であることに変わりはないので、経営理論を勉強する事は経営を実践するにおいても意味があることだろうと思います。
いろいろ書きましたが、鈴木さんが取締役全員に嫌われていたとこから社長をスタートしたことや東日本大震災の危機を乗り越えたことなどは読み物として読み応えがある内容となっていて面白かったです。




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