漫画を読んで考えたこと西岡海凪2024年5月27日読了時間: 3分こんにちは、2年の西岡です。今日は通常練習で、入江さんにお越しいただきました。大会後最初の練習ということもあり、全員が気合を入れていたと思いますが、私を含め有備館の蒸し暑さにやられてしまい、思うように動いていないようでした。今後さらに暑くなることを思うとかなり憂鬱な気分になります。今日の練習の話はここまでにして、ここからは先日読んだ漫画「チ。-地球の運動について-」から考えたことをここに書きたいと思います。その漫画のあらすじを簡単に説明すると15世紀のヨーロッパにおいて異端思想とされていた地動説を唱える人々が、いかにして地動説を守って継承していったか、という話で、私はその中でラファウという12歳の少年の行動に感動しました。ラファウは飛び級で大学に進学するほど優秀で、周りからの期待も大きかったのですが、ある日地動説に出会ったことでその研究をするようになり、異端者として捕まりました。彼は少年だったため、地動説を誤りと認めて2度と地動説の研究をしないと誓えばその罪を不問とし、大学へも進学できると言われたのですが、彼は地動説を貫き処刑されてしまいます。処刑される直前も彼は満足げで、地動説を唱えたことを後悔していませんでした。彼はキリスト教徒であるため、地動説を唱えることは神への背信であり、地獄に落とされることを意味し、それは当然キリスト教徒にとっていちばんの恐怖の対象であるにもかかわらず、彼は満足げに死んでいきました。この漫画では多くの人物が死ぬのですが、地動説と一切関わらず教義にしっかりと従っていたキリスト教徒でも死ぬときには死を恐れており(天国に行けるにも関わらず)、逆に地動説を唱え、それを守り継承するために死んでいくものは、満足げに死んでいきます(彼らは別に神を信じていないわけではないため、地獄に行くことを恐れていないわけではない)。ただ、彼らには地獄へ行くことへの恐怖よりも、現世で成したことへの満足が勝っているために死を恐れていないのです。ここで私は考えたわけです、「では今の私は死ぬ直前になって死を恐れずに満足して死ぬことができるだろうか?」と。答えは間違いなく「ノー」です。そもそもなぜこのようなことを考えたのかと言いますと、先日私と小学校から高校まで一緒だった親友が病気で死にかけ、幸運にも病気は治って彼は元気になっているのですが、それでも私は自分もいつ死ぬのかわかったものではないということを実感したわけです。そこで先のような疑問を持って、その答えを得る糸口の一つとして漫画を参考にしました。ここから先の疑問への自分なりの答えを考えていこうと思ったのですが、かなり長くなってしまったので続きは次回にします。拙い文章で申し訳ないですが、今回の話はここまでにしたいと思います。2年 西岡
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