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受験生応援企画② 併願校について

受験生の皆さん、共通テストお疲れ様でした。今年の入学試験は、例年と比べ試験の内容・受験生の周りの環境の両面において非常に困難で過酷なものであると思います。多くの予備校が共通テストのあらゆる科目で難化しているとの評価を出し、私自身も新聞に掲載された問題を見て、自分が実際に受けたセンター試験とは雰囲気が一味違うと感じました。ただ共通テストが終わった今、受験生の皆さんが次に考えるべきは二次試験です。そこでここからは私の受験体験を書きます。この文章が少しでも受験生の役に立つことを祈っています。


 私の二年間の受験結果は以下の通りです。


現役時 東京大学文科一類前期(不合格)


一浪  東京大学文科一類前期(不合格)


    早稲田大学法学部(不合格)


    早稲田大学政治経済学部(不合格)


    慶応大学法学部(不合格)


    中央大学法学部センター利用(合格)


    明治大学法学部センター利用(合格)


    一橋大学経済学部後期(合格)


このように私は浪人の時、第一志望の東大以外にも私立入試を多く受けました。理由としては東大入試前の「ならし」として試験の雰囲気になれるためであり、また東大がダメだった時の滑り止めのためでもありました。しかし、私の苦手な英語がネックになり、早稲田・慶応は全滅しました。その上、東大入試の調整のつもりのはずが、返って勉強のリズムが狂い、東大入試にもあまり良い影響を与えることはありませんでした。この経験から私が一つ言えることは、「まずは第一志望の大学の試験を何よりも優先すること、また滑り止めや練習として幾つかの大学を受けることになっても第一志望の大学に受かるという目的を見失わないこと」です。私はこれに失敗して第一志望の大学に行けませんでした。


 ただ私が一橋大学に後期で滑り込めたことにも明確な理由があります。それは「前期の合否結果にかかわらず、後期の勉強をすぐに始めたから」です。皆さんの中にも残念ながら前期に受からず、後期に臨む人がいるでしょう。私もその1人でした。第一志望に落ちるのは精神的に相当きついですが、ここで力を抜いてしまうか、もうひと頑張りするかに受験生の真価が問われていると感じます。皆さんには、どんな結果になろうとも真の受験生として最後まで力一杯勉強して、悔いの残らない受験にしてもらいたいと思っています。


1年 森本

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