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52ヘルツのクジラたち

こんにちは、1年の堀部です。本日1月30日は今年最後のラントレをしました。グラウンドを訪れることもしばらくないと思うと少々寂しいです。結局体力が増えたかはよくわからないですけども、2月からも気持ちを切り替えて全力で稽古に取り組む所存であります。


さて、先日私は急に読書欲が湧き、多摩中央図書館に伺いました。そこで町田そのこ著「52ヘルツのクジラたち」を見つけ思わず手に取ったのです。本書が本屋大賞に選ばれ、読もうと思うも機を逃し続けてはや2年。とはいえ当初は何章か読んで続きは後日と思ってましたが、期待を超える面白さに時が経つのも忘れて2時間半ほどで読み終わってしまいました。本書のあらすじと魅力を以下に書き連ねたいと思います。


物語は、主人公の貴瑚が海沿いの田舎町に引っ越してきたところから始まります。そこで彼女は、虐待を受け続け声を発しなくなった少年と出会い、血のつながりが薄い家族に搾取されてきた自分の境遇と重ね合わせます。そして自分を救い出してくれた「アンさん」を思い出し、少年にとってのそのような存在になろうとするのでした。そして後半で語られる「アンさん」の過去、貴瑚の過ちに、きっと読む手が止まらないでしょう。


タイトルにもなっている52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない周波数の声しか出せず、周囲と意思疎通ができない孤独なクジラを指します。即ち、登場人物たちは誰にも苦しみを伝えられない悲しきクジラであり、だからこそ必死に他人に手を差し伸べようとするのです。自分も周囲の人の悩みを見落とし傷つけていないか、そんな居心地の悪さを読後に感じました。3月に映画版が公開されるとのことなので、ぜひ見に行きたいです。


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1年 堀部

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