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鬼才

 こんにちは、新三年の森本敢介です。前回僕が書いたブログ『やさしさ』で、新歓用の立て看板の制作秘話をお話ししましたが、今回はその進捗について話します。

 前回ホームセンターの店員さんや4年生の先輩の助力のおかげで骨組みが完成した立て看板ですが、そこに書く絵を何にしようかと考えた結果、今年の新刊で制作した「うちわ」の絵を使おうということになりました。

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 このうちわに描かれているかわいらしい絵は、西山の知人の方が書いてくださった絵なのですが、皆さんお察しの通りこんなかわいらしい絵を立て看板に描けるような天才的な絵心を持った部員は柔道部には存在しません。そこで学生支援課にお願いしてプロジェクターを拝借し、うちわの絵を立て看板に映して、それをなぞることで、無事きれいに下書きをすることができました。

ここからは時間が空いた部員、特に就活に追われることもなく暇な時間を持て余している新3年生の3人で色塗りを行いました。これがなかなか大変で、字や人物間の隙間など細かいところをペンキ用のハケで塗るのは至難の業でした。しかしここで意外な才能を発揮したのが西山です。彼は自分の指を使い細かいところや、さらには柔道着のしわや影の部分を躊躇することなくどんどん塗ってゆくのです。白や黒など様々な色で手や服が汚れることもお構いなく、筆ではなく指を走らせる彼の姿はまるで鬼。そんな鬼才西山画伯の活躍により立て看板はみるみる完成に近づき、あとは仕上げを残すのみとなりました。対面新歓ができない今、西山の覇気がこもった立て看板が多数の新入生を有備館へいざなうことでしょう。最後に特別に撮影させてもらった西山画伯の制作現場の様子を載せてこのブログを締めたいと思います。

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新3年 森本

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