平成27年卒 丸山先輩
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。2015年卒業の丸山と申します。
私は高校までは別のスポーツをしていましたが大学では柔道部に入部し、4年間の学生生活を過ごしました。卒業後は現在で言う三菱ケミカル株式会社に入社し、経理やシステム関係の業務に携わっています。

得意の寝技で一本勝ちする現役時代の丸山先輩
大学で柔道を始められたきっかけはなんですか。
高校でも部活に入って運動はしていましたが、大学でも運動に打ち込みたい、特に体を鍛えたいという気持ちがありました。先輩方の逞しい姿やトレーニングの様子を見て、心が惹かれた思い出があります。どの体育会でも体は鍛えると思いますが、アットホームな雰囲気が柔道部の魅力で、特にシンパシーを感じたのが柔道部でした。それは今も変わっていないと思います。
大学から柔道を始められ、どのような苦労がありましたか。
個人競技であり、相手と1対1で向き合うので、やはり経験者との力量の差ははっきり出ます。大学から始める人は少ないのも事実なので、「勝つ喜び」を味わうまでに時間がかかります。練習やトレーニングに打ち込めば成長は日々感じられますが、実を結ぶのは2年生、3年生になってからでしょう。その分 試合に勝った時の感動はひとしおです。
柔道部での経験は社会人になって活きていますでしょうか。
社会の荒波は社会人にならなければ分かりません。これは現役部員にも伝えたいのですが、部活での苦労と社会人としての苦労はかなり方向性が違うものです。しかし、大学で柔道に打ち込み鍛錬を積み重ねた経験は、社会人になってからの自信や勇気に繋がると思っています。仕事とは直結しませんが、同年代や先輩OBの方々との交流、そして何より、現役学生がのびのび柔道に打ち込み活躍している姿を見るのは、日々の生活のエネルギーになります。柔道という競技を軸に、幅広い年代で感動や価値観を共有できるのは、みな青春の想い出がそこに詰まっているからです。
新入生に向けたメッセージをお願いいたします。
高校までと比較して大幅な自由が許されるのが大学生です。なぜだか考えたことはあるでしょうか?
私が考える1つの理由は、社会における難題を解決するには答えが決まっている勉強だけでは不十分だからです。正解のない問題に答えを出し合意形成するためには、集団行動の経験が不可欠で、ゼミでの研究、バイトやインターンシップ、そして体育会活動など、様々な選択肢があると思います。コミュニティに属するということ自体も、その後の人生の資産になるはずです。私は柔道部のコミュニティを選択しました。(選択といってもゼミ活動などを阻むものではありません。両立してゼミで人脈を広げる先輩も沢山いますよ!)ただ漫然と大学生活を過ごすのだけは勿体ないといえます。
少しでも興味を持ってもらえたなら、柔道部で仲間と一緒に4年間を過ごしてみませんか?OB含め、先輩はあなたたちを歓迎します!

